The Hokkaido Geographical Society


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学術大会のおしらせ
学術大会のおしらせ : 【後援】北海道の山岳研究-日本国内の極域環境変化-
投稿者 :  投稿日時: 2024-02-15

研究発表会のお知らせ「北海道の山岳研究 -日本国内の極域環境変化-」

 近年地球温暖化とか気候変動という言葉が頻繁に聞かれるようになりました。永久凍土の融解や氷河の後退など、世界では色々な例が報告されています。それでは実際に日本ではどのようなことが生じているのでしょうか。山岳地域は環境変化が表れやすいと考えられている地域のひとつです。そこで日本最北の地にある北海道の山岳地域を対象にした一般向けの研究発表会を企画しました。動植物をはじめとする広い分野の研究成果を聞くことが出来ます。

日時;2024年3月2日 9;20-17;40

場所;北海道大学低温科学研究所 講堂(札幌市北区北19条西8丁目)

主催:岩花剛(北大・アラスカ大)・白岩孝行(北大)・曽根敏雄(氷河・雪氷圏環境研究舎)

後援:日本雪氷学会北海道支部、北海道地理学会、北海道大学北極域研究センター、(NPO)氷河・雪氷圏環境研究舎

参加登録:https://alaska.zoom.us/meeting/register/tZYqdemrrjMvGNZ-vGy1piwdrXqWRaHpLbue

参加無料ですが、参加には事前登録が必要です。未登録者は入場できません。
第二部招待講演(13;15-)については、WEB配信を行います。

連絡先:giwahana@alaska.edu 岩花剛(北大・アラスカ大)
  
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講演会プログラム
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<第1部 一般研究発表会>

9:20‐9:30 開会の辞

9:30‐9:50 崎山智樹(北大・環境院)気候変動下におけるナキウサギの分布の変化

9:50-10:10 小林悠佳(北大・北方フィールド)気候変動下の大雪山において減少・増加している植物にはどんな特徴があるのか?−高山植物の地下部に着目して−

10:20-10:40 小林勇介(北大・環境院)大雪山の登山道と今後の管理体制 ―2014年から2023年のモニタリング結果から―

10:40-11:00 岩花 剛(アラスカ大学・北大)大雪山系の地表面変動

休憩

11:10-11:30 大野 浩(北見工大)知床山岳域における気象観測・永久凍土探査

11:30-11:50 白岩孝行(北大・低温研)羊蹄山山頂における地温観測結果と周氷河環境

11:50-12:10 曽根敏雄(氷河・雪氷圏環境研究舎)大雪山における周氷河地形

12:10-12:30 石川 守(北大・環境院)大雪山永久凍土帯における淘汰構造土

<第2部 招待講演会(WEB配信あり)>

13:15-13:25 第2部開会の辞

13:25-14:15 工藤 岳(北大・環境院・准教授)雪解け傾度が作り出す高山生態系の生物多様性:大雪山の研究例

14:15-14:55 渡辺康之(日本鱗翅学会・評議員)大雪山の高山性昆虫

休憩

15:10-15:50 佐藤 謙(北海学園大・名誉教授)日高山脈の植物学的特徴

15:50-16:50 高橋伸幸(北海学園大・教授)大雪山の崩壊地形と氷河地形

休憩

17:00-17:30 総合討論

閉会の辞